信用取引は簡単にできる



信用買い残は↓、信用売り残は↑、株価に影響を及ぼす

 

 

日本の株式市場は信用取引であふれていますから、信用買い残、信用売り残は、毎日の株価の動きに大きな影響力を及ぼす大勢力になっています。

 

 

株価の上昇時には信用買い残が「抵抗勢力」の一つになって上値抵抗線で売りをかけて伸び足を引っ張ります。下落時には信用売り残が「支持勢力」お一つになって下値支持線で買い支えます。

 

 

ということは、信用買い残が十分に減れば株価が上値抵抗線を突き抜け、信用売り残が十分に減れば株価が下値支持線を割り込み、ともに新しいトレンドに入るきっかけを作ってくれる可能性があります。

 

 

このメカニズムを数字で示してくれるのが信用倍率で、信用買い残を信用売り残で割って求めます。信用倍率=1が買い残と売り残の均衡状態です。

 

 

この信用倍率が大きくなればなるほど、買い圧力が増して株価が下落しやすくなっています。逆に信用倍率が縮小しているときは、株価上昇につながる好材料であります。信用倍率も判断の要素に是非加えたいですね。